皆さまこんにちは。
今週もまるひろワインブログにお立ち寄りいただき
本当にありがとうございます。
ついに、秋本番といった感じですね。
先週の中頃は急激な寒波と雨で、一気に気温も下がりました。
こういった気候になってくると、食卓も一気に
冬モードに入ってきますが、皆さまのご自宅では
はいかがでしょうか？
今週はそんな秋から冬のテーブルにおすすめの
ワインをご紹介いたします。
こちらです。
（フランス）
シャトー モンテュス ルージュ（７５０ｍｌ）
…３,９００円
産地…フランス南西部・ACマディラン
品種…タナ８０％ カベルネ・ソーヴィニヨン２０％
味わい…フルボディ
南仏の改革者アラン・ブリュモン氏が手掛ける代表作
「シャトー モンテュス」
とても有名なワインですが、意外にも
まるひろワインブログ初登場です!(^^)!
このワインの主要品種である「タナ」は
本来、濃厚で力強い味わいが特徴。
それがブリュモン氏の手により
ジャム、ベリー系の甘く密度ある香りと
樽熟成のバニラの印象が交わり
長い余韻を持った素晴らしいワインに仕上げられます。
特に余韻は凝縮感に満ち、
とても豊かなダークチョコレートと
ミントを思わせる風味を感じます。
ボルドーで例えるなら
格付シャトーでも上位クラスでないと
表現できない味わいを持つこのワインに対する賛辞は
様々な媒体で語られていますが、
最も代表的なコメントは
「南西地方のペトリュス」という言葉でしょう。
この賛辞は１９８８年に
あるワインジャーナリストが用いたのですが
その後世界中のワインシーンで
語られるようになり、名実共に
南西地方のトップワインとして君臨しています。
あまり知られていませんが
実はこのシャトー モンテュスが生まれたのは
些細な“偶然”がきっかけでした。
アラン・ブリュモン氏は元々実家であり
現在も居住しているシャトー ブスカッセのみ
で醸造を行っていたのですが、
当時この地域の主流であった「濃い」だけのワインを
醸す父との確執があり、家を出ることになったのです。
そしてこの地域の前例といえば
ブドウ栽培に適した平坦な土壌を選ぶところ。
彼がその際、選んだのが当時開墾に不向きといわれていた
急勾配で石ころだらけの傾斜地。
実はこの土壌はマディラン地区唯一の物で、
その粘土質と河川礫層が加わった天恵とも言えるテロワールでした。
そして、その土壌から
葡萄の剪定を徹底して行い、
世界中で絶賛されるワインを
生み出すこととなったのです(@_@。
その後、相続した実家でも
徹底的な改善を行い現在シャトー ブスカッセも
モンテュスと並ぶ素晴らしいワインとして
評価されています。
安ワインと田舎酒を生み出す産地という
レッテルと前例を覆し、今や
ハリウッドスターのトム・クルーズ氏が
自家用ジェットで買いに来る!!（※注１）
までとなったブリュモン氏のワイン。
ちなみにブリュモン氏から直接聞いたのですが、
初めて彼が飛行機でやって来たとき、
ハリウッド映画を見ない為、だれだか分からなかったとの事（笑）
しかも先日トムが買いにやってきた時は居合わせた老夫婦が
購入したワインを車に積み込む際、気さくに彼は手伝ったそうですが、
その際も老夫婦はトムの事を知らず、
彼に１ユーロのチップを渡したそうです・・・
そこでトムが笑顔でジョークを一言
「僕のチップはこの１万倍は必要だよ（笑）」
ハリウッドスターのプライドですね。
フランスワインの最高峰の１本と
いえるワインが なんと
４，０００円を切る価格で楽しめます!!
今から数本買っておき、年末まで
様々な機会に活躍すること間違いなしです。
是非お試しください。
そして、シャトー モンテュスには
赤と同じく高い評価を受ける白ワインもございます
それがこちら。
（フランス）
シャトー モンテュス ブラン（７５０ｍｌ）
…３,９００円
産地…フランス南西部・ACパシュラン・デュ・ヴィックビル
品種…プティ・クルビュ８０％ プティ・マンサン ２０％
味わい…リッチなコクの辛口
白い花、バニラ、バター、マッシュルーム、
トースト香。リッチなバニラ、バター・・・と
とても長い(^^ゞ 香りの印象を持つリッチな辛口。
私Kもブラインドで出された時、
その香りの印象と酸のバランスからムルソーと勘違いした逸品です。
地場品種の力量をここまで引き出す、
まさしく名手の名を知らしめる作品。
辛口評論で知られるフランスのワイン誌
「ル・クラスマンにおいても、
『ここパシュランの辛口に匹敵するワインは、
われわれの知る限り他には存在しない』（２００４年度版）
と絶賛されています。
このワインはグラタンや鶏肉のクリームソースなど
バター・クリーム系の料理と抜群の相性を見せます。
これからの寒い時期に活躍するボディのある白として
是非ご検討ください！ おすすめです。
今週はこのへんで。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
ひとつお知らせです。
好評開催中の「北海道の物産と観光展」ですが
今週からいよいよ２週目に突入です。
函館・小樽特集をメインに1週目とは異なる品揃えも
沢山ご用意してお待ちしております＾＾ |
