みなさん、こんにちは。
いよいよ明日がボージョレ・ヌーヴォーの解禁日です。
ご存知の方も多いと思いますが、
日付の関係で世界中のどこよりも早く、
ボージョレ・ヌーヴォーを飲めるのが
ここ、日本なのです。
本場フランスのワインラヴァーよりも先に
ヌーヴォーを楽しむ幸せに浸りながら、
明日解禁のヌーヴォーの中から
タイプ別におすすめをご紹介させていただきます。
先ずは
「フレッシュ・フルーティ」という
ヌーヴォーらしさを楽しみたい方へおすすめなのが
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(ラウル・クラージェ)
ボージョレ・ヌーヴォー 2013
(750ml)
…2,480円 |
ブルゴーニュでも指折りの歴史を誇る
名門ネゴシアン「ラウル・クラージェ」のヌーヴォーは
毎年外れが無いのが特徴。
若々しいチェリー系の香り、
スムーズな喉越しは期待を裏切りません。
また、より軽快なヌーヴォーが好きな方には
ロゼもおすすめ。
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(モメサン)
ボージョレ ロゼ ヌーヴォー 2013
(750ml)
…1,981円 |
名畑「クロ・ド・タール」を始め、
ブルゴーニュ全域に素晴らしい畑を所有する「モメサン」。
特にボージョレに対するこだわりは強く、
クリュ・ボージョレの概念を日本に始めて紹介したブランドの一つです。
ロゼなので「渋味」がほとんどありません。
冷蔵庫に放り込んで
キンキンに冷やしても美味しいフルーティ系です。
次に「名生産者のヌーヴォー」が飲みたい方へ。
前回ご紹介したデュブッフやルーデュモンもおすすめですが、
今回セレクトしたのはこの1本。
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(ドミニク・ローラン)
ボージョレ・ヌーヴォー BIO 2013年
(750ml)
…2,980円 |
最近のブログで、新着ヴィンテージを紹介しました、
ドミニク・ローラン氏のヌーヴォーです。

「にゃ〜!!」
。。。見た目によらず繊細で、
しかもBIO(有機認証)の畑から
伝統的な醸造法で生まれる
ジューシーな果実味にあふれたヌーヴォーです。
更に、このヌーヴォーは日本でしか買えません。
ドミニク氏が愛する日本のワインラヴァーの為だけに仕込んでいます。
そして、毎週紹介させていただいているヌーヴォーの中でも
「私Kが今年必ず買いたい」ヌーヴォーはこちらです!
↓↓↓↓↓↓
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(ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ)
ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー 2013(750ml)
…2,680円 |
今年も多くの種類のヌーヴォーが入荷いたしますが、
その中でK自身が味わいと価格のバランスで選ぶのであれば、
迷い無くこのマドンヌを選びます。
ここはわかり易く一行で表現してみたいと思います。
「上品なイチゴジャムの香りを持つ凝縮感抜群なヌーヴォー」
・・・なんとか一行で収まりました。
Kの主観ではなく、偶然でもなく、
ワケがあるのです。詳細を説明すると以下のようになります。
ここからは、とても一行ではムリです。
それもそのはず、
ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌはヴィラージュ地区の中でも
特に標高の高いべレオン村に拠をもつ造り手。
全ての葡萄がヴィエーニュ・ヴィーニュ(古木)。
しかも自然派
さぁ〜らぁ〜に
「ヌーヴォーではガメイ※の真の奥深い世界は表現できない」
※ガメイ種(ボジョレー地区の主要ブドウ品種)
との理由から1996年までヌーヴォーを作っていませんでした。
リリースするようになった現在では、
ヌーヴォーに至ってもブドウの選別はブルゴーニュ1級レベル並みに厳しく、
瓶詰めにおいても、月と潮の動きを見て、
ワインが最も澄んだ状態になるタイミングを見極め、濾過を最低限に抑えます。
その結果・・・生み出されるヌーヴォーは、
アメリカの権威あるワイン誌『ワインスペクテイター』の
ボージョレ特集にて一位の評価を獲得した事もあり、
その実力は世界中で知られています。
ヌーヴォーにここまでこだわる生産者は、他にはなかなかいません。
「本業がボージョレ」
というプライドから生み出される凄腕の作品には惚れ惚れします♪
と3週にわたってご紹介させていただきました、様々なボージョレ・ヌーヴォー。
ボージョレ・ヌーヴォーは今年収穫された葡萄を楽しむ
― 言わば「お祭り」です。
毎年の収穫に感謝し、
そして、今年もこの日が来れたことを祝いながら、
家族や友人と楽しみたいですね。
なんて書いていて思うのは、
日本人が遥か昔から引き継いできたそして今や忘れつつある習慣、
収穫祭に近いなぁ。などとたそがれます。
ボージョレ・ヌーヴォーが、それこそ、お正月や、節分や、雛祭りや、端午の節句や、
その他もろもろと、並列に語られ、暮らしに溶け込んでいたら、
それって素敵ですよね。
それでは、良い解禁日を!
次週は、
「気がつけば、クリスマスまであと1ヶ月」。
そう、楽しい準備のお手伝い。新作中心にご紹介していきます!!
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