みなさんこんにちは。
日々寒い日が続きますね、特に最近は風の冷たさが堪えます・・・
暦の上では今週20日(月)は「大寒」。まさにそのとおりの寒さ。
よくその名をつけたなというくらいのバッチリなネーミングセンス。
そんな中、家庭ではシチューなど暖かい料理が並ぶ機会が多いと思います。
ここで、おすすめしたいのはしっかりと渋味と果実味を感じることが出来る・・・
といえば、そう、ボルドー。
特に密度があるタイプはある程度高めの温度(18度前後)がおすすめ(これポイント)。
今週はボルドーワインをワインコーナーよりピックアップしてご提案です。
まずはこちら。

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(フランス)
シャトー リリアン・ラドヴィ 2010
(750ml)
…3,150円
産地…ボルドー サンテステフ
品種…カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー40%
味わい…フルボディ |
例えばこのワインを贈り物として
ワイン通にプレゼントしたならば、
「お主、できるな・・・。さては幕府の隠密か!」
。。。全く伝わりませんね。
要するに、感心される、リリアン・ラドヴィ。
その理由は、その立地にあり。
なんと
特級格付1級の頂点
「シャトー ラフィット ロートシルト」
と
特級格付2級のビッグ3の一角
「シャトー コス・デストゥルネル」
に隣接!
しかも
高台の斜面という好立地であれば
素晴らしい品質は約束されたようなものです。
正直80年代の品質は並でしたが、
90年代以降オーナーが代わり ⇒ 激変(いやいい意味で)。
その証拠に2003年にはクリュ・ブルジョワクラスの上級格付
「クリュ・ブルジョワ スペリュール」に昇格しています。
2010年は非常に天候に恵まれたグレイトヴィンテージでした
凝縮されたブラックカラント系の果実味と
タバコやバニラの印象をもつフルボディタイプ。
やや高めの温度帯で、その美しく花開く様を楽しむには
是非おすすめしたい1本です♪
そして、先日Kも飲み、その美味しさを一押しなのが
こちらの1本

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(フランス)
シャトー シトラン 2010
(750ml)
…2,940円
産地…ボルドー オー・メドック
品種…カベルネ ソーヴィニヨン・メルロー
味わい…フルボディ |
リリアン・ラドヴィと同じクリュ・ブルジョワ級の最上位
「クリュ・ブルジョワ スペリュール」に格付されるシャトー・シトラン。
1987年から1997年の日本企業の所有で
品質を向上させ、又その後は特級格付第2級「グリュオ ラローズ」を
所有するオーナーの手により、セカンドラベルの導入や新樽比率の引き上げなど
特級格付“ばり”の改革を行い、現在は
「ヴィンテージによっては特級格付を凌ぐ」
と評論家達にも絶賛されるシャトーへと成長を遂げました。
しかしながら、私が注目するのはその価格。
現在、円安により頭が痛い日々が続く中
3,000円を切る価格で、グランヴァンと遜色ない
品質の1本が手に入るのです!(←コレホントニ、スゴイコト、デス)
今回紹介する2010年ヴィンテージはこの価格帯では
異例の10年以上の熟成が可能な凝縮感が高い1本。
まだまだ若いので開栓したてですと、若干青みがかった硬さを
感じますが、その後空気に触れさせる(いわゆるひとつのデキャンタージュ)
ことにより、バニラ、パウンドケーキ、ベリー系の甘い香りが
果実味を伴いながら立ちあがります。
この価格で上質なボルドーワインが持つ美質を
全て兼ね備えた非常にハイコスパな1本です。
是非お試しください。
というわけで、ボルドーワインの格付け「クリュ・ブルジョワ」クラスには
特級格付では無いにも関わらず、時に格付ワインを凌ぐ素晴らしいワインが
たくさんあるんです。
売場に立ち寄られた際、ラベルの「クリュ・ブルジョワ」の文字を
是非探してみてください♪
次週。
K念願の新規取扱い。
やっとご紹介できます。
新潟が生む名品。
乞うご期待。
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