みなさんこんにちは。
先々週、先週といずれも週末関東は大変な雪模様でした。
やはり寒い夜はワインに限りますね。
この冬の間さまざまなワインをご紹介してまいりましたが
今週はワインコーナーよりブルゴーニュのおすすめワインを
ご紹介させていただきます。
ところで。
世界中で最もお値段が高い(平均的にです)ワインといえば
「ロマネ・コンティ」です。
1.8hの狭い畑から年間わずか6,000千本程の生産量であり、
世界中のワイン富豪が追い求める為、その価格は良作年では
1本100万円!!!
を越えることもしばしば...
そしてそのロマネ・コンティをつくるのが
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社
略して「DRC」・・・ワイン愛好家はディー・アール・シーとそのまま読みます!(^^)!
“社”ということはそこで働く社員がいるということ。
今週ご紹介するワインはそんな元DRC社員の醸すワインです。
それがこちら

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(フランス)
オーティフレッド ヴォーヌ・ロマネ オー・シャン・ベルドリ
(750ml)
…7,560円
産地…ブルゴーニュ ヴォーヌ・ロマネAC
品種…ピノノワール100%
味わい…エレガントな果実味のミディアムボディ |
造り手は元DRC正社員のアンリ・オーティフレッド氏。
しかも「ロマネ・コンティ」と「ラ・ターシュ」のぶどう栽培を
担当していた栽培部門のエースです。
2007年にDRCを退社し、自らのドメーヌに専念するまでの14年間
DRCにおいて醸造を含めエッセンスを吸収。
その自らのドメーヌで栽培から醸造まで手掛けたワインが上記の1本です。
「オー・シャン・ペルドリ」の畑は小道を挟んで
ラ・ターシュの上部に隣接する好立地!
そこでロマネ・コンティばりに
手をかけた盆栽のような葡萄畑から
凝縮感のあるぶどうを収穫。
醸造に関しては、ぶどうに手をかける分、
「できるだけシンプルに」
をモットーに、極端な抽出を行わず
ナチュラルな薄旨スタイルに仕上げています。
良作年のロマネ・コンティの約100分の1
同じく、ラ・ターシュの 約20分の1
の価格で、DRCの片鱗を感じることのできる逸品。
(ただ隣接ではなく、なにせ栽培担当者です)
是非お試しください。
しかし私Kこのままでは終わりません。
オーティフレッドの造りを手軽に楽しむ
こんな1本もご用意しております。

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(フランス)
オーティフレッド
ブルゴーニュ・ピノノワール
(750ml)
…3,465円
産地…ブルゴーニュAC
品種…ピノノワール 100%
味わい…ミディアムボディ |
ヴォーヌ・ロマネ村とニュイ・サン・ジョルジュ村の境界辺り
わずか0.15haでつくられるACブルゴーニュ。
買い葡萄やワインでは無く、彼自身が栽培を手掛ける
なんと平均樹齢60年のヴィエーニュ・ヴィーニュです。
区画の関係で村名を名乗れませんが、
中身は村名に遜色なき逸品。
過度な樽香を避ける為、4〜5回使用した樽で
13ヶ月間の樽熟成を行っています。
生産本数はわずか900本。
手頃な価格ですが希少なワイン。
少量入荷ですので品切れの際はご了承ください。
すこし触れましたが上記2本は
所謂近年のブルゴーニュの若手醸造家の中で
主流になりつつある「薄旨(うすうま)」スタイルです。
薄旨とはK的解釈ですと、
「色合いは淡いものの、決して薄いわけではなく、
果実味、旨味が複雑に表現されているスタイル」
といえます。
アメリカ評価紙の「濃い=高得点」の呪縛から離れ、
ピノノワールの魅力である繊細な果実味を表現する生産者は
私も現在注目しています。
濃いワインももちろん美味しいですが、
たまにはそういった評価から離れた
このようなワインを楽しむのもワインの魅力といえますね♪
今週はここまで。是非店頭で。失礼します。
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