みなさんこんにちは。
今週も「まるひろワインブログ」に
ご訪問いただきありがとうございます。
最近ようやく、暖かくなってきましたね(いきなり寒い日もありますが)!
気がつくともうすぐ4月。
私たちワイン屋の間で最近の話題はもっぱら
消費税増税の話ばかりでしたが、
もう世間は新しい年です!
心機一転明るい話をしていきましょう♪
さて、4月は入学、就職、異動、、、
と、新たな節目を迎える時期です。
この時期はお祝いを差し上げたり
逆にいただく事も多々あり、そのような場面において
赤と白があるワインはとても使い勝手が良い
(紅白ということでお祝いっぽい)
ということは意外に知られていません。
通常私たちはお客さまにワインを選ばせていただく際、
先さまのお好みを聞きながら、
様々な産地からワインを選ばせていただくのですが、
「ラベルが揃っているワインを選んでください」
というお声をいただくことがございます。
ワインの産地は、それぞれ適した土壌を持ち、
赤・白共に同じラベルのワインを選ぶ場合、
広範囲に畑を所有するブルゴーニュやローヌの
ネゴシアンを選ばせていただくことが多いのですが、
実は赤ワインが主流とされるボルドーにも
赤・白共に上質なワインを生み出す産地がございます。
それがこちらのワインです。

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(フランス)
ラベイユ・ド・フューザル ルージュ/ブラン
(750ml・各1本)
…3,990円(本体価格3,800円)
※3月31日(月)迄の価格です。
4月1日(火)より本体価格に、別途8%の消費税がかかります。
産地…ボルドー・ペサックレオニャン
品種…(ルージュ)メルロー60% カベルネ ソーヴィニヨン35% カベルネ フラン 5%
(ブラン)ソーヴィニヨンブラン 65% セミヨン 35%
味わい…(ルージュ)果実味ゆたかなミディアムボディ
(ブラン)まろやかなコクをもつ辛口
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ボルドー市の中心部から南東に位置するグラーブ地区。
グラーヴというのはフランス語で(砂利)を意味し、
その名の通り、小石を含んだ水はけの良い土壌である為、
白ワインが多くつくられています。
その中でも特に優れたワインを産するボルドー市に程近い地域が
1987年にグラーブ地域から分離して新たな地域名を認められたのが
今回ご紹介する産地「ペサック・レオニャン」です。
この地域は区画により赤ワインと白ワインに優れた土壌が混在しており、
それゆえ多くのシャトーで赤白ワイン共に優れたワインを生み出しています。
このラベイユ・ド・フューザルは
この地域の格付「シャトー・ド・フューザル」のセカンドラベル。
皇帝ナポレオンから譲られた蜂(ラベイユ)の紋章と名を冠したワインです。
このワインをつくるのは支配人であり
醸造家のステファン・カリエ氏

マッチョなGUYです・・・
彼はカリフォルニアのニュートンや
ランシュ・バージュでもワインメーカーを務めた経験豊富な人物。
2007年にフューザルの総支配人に就任後、その品質は
めき、めき、向上しています。
ボルドー格付シャトーの「総支配人」となると
いわば貴族みたいなもので、高級なスーツに身を固め、
フィネスとテロワールについて語るのが普通です。。。
が、彼は外見通りの気さくな人柄^^
来日の際に一度お会いしたのですが
その場所は有楽町のガード下。
立ち飲みでワインを楽しむ根っからのワイン野郎です!
この赤はファーストに比べメルローの比率を高めることで
スミレのような華やかさと瑞々しい果実味柔らかいタンニンが
バランスよく広がる洗練された味わいに仕上がっています。
そしてこの白は私も大好きな1本なのですが
桃、洋梨、マンゴー系の熟れた香味にセミヨンの25%を
バリックで熟成させたことにより
ボリュームのあるトースト系の香りが広がります。
差し上げるワインの際に重要なのが
飲み頃なのですが、赤、白共に今飲んでいただいても
十分楽しむことができます。
このワインをご進物用にお選びいただいた時には
是非、「今飲んで美味しいワインですよ」
と一言添えてください。
それだけで、ギフトに深みが出てきますね!
更に、通っぽいですね。
では、今週はこのあたりで。
是非店頭でお待ちしております。
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