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まるひろ川越店 Wine Blog
「改革派VS古典派」
2014年7月9日(水)

ボナッセーラ!!
今週も陽気に行きたいと思います〜
シニョーレ&シニョ−ラの嗜み
「まるひろワインブログ」に
お越しいただき、ありがとうございます。

さてさて、先週よりご紹介の『イタリア展早期ご予約』⇒GO!
ありがたいことに
数多くのお問い合わせをいただいております。

まるひろでは『イタリア展早期ご予約』や
普段よりご好評いただいている『DHM』では、
基本、お買い得ワインセットを中心にご紹介しております。
今回はイタリアワインを語るのであれば必ず抑えたい
「バローロ」
しかも、そのバローロを追求した
コアなイタリアワインラヴァー向け・・・
いわば「上級イタリアワイン愛好家」向けのセットを
ご紹介しております。

改革派VS古典派
プレミアムバローロ3本セット
(750ml×3)

【限定 6セット】32,400

出ました3本で3万円超!セット。
しかも「改革派VS古典派」。
マニア以外はなんの事だか分かりませんね^^;

簡単に説明しますと(簡単というわりに長い。。。)
「イタリアワインの王」と賞されるバローロは
その重厚感ある味わいと酸から、
長期間の熟成が必要とされており
世界市場で中々受け入れられていませんでした。
又、一部の生産者は伝統にあぐらをかき
世界的な醸造技術の進歩の中、
その「伝統」に固執するあまり、
味わいの面でも劣ったものが多く出回っておりました。

その中で登場したのが、いわば「改革派」とよばれる面々。
果汁と果皮との接触時間を減らし、
バリック(小樽)で熟成させ、
早く飲み頃に達する醸造法という
劇的な改革によって世界中で絶賛をもって受け入れられています。

そして、改革派の躍進により旧来の「古典派」も
伝統製法を維持しながら、
畑、醸造のクオリティを上げることにより、
素晴らしいワインを再び生み出すようになり、

また、両方の美点をいわゆる
イイトコ取りした「中間派」
と呼ばれるグループも勃興することにより
バローロ界はいわば百花繚乱状態となり
世界のワインシーンの中でも外せない存在として
その名声は確固たるものとなりました。

いやぁ、我ながら、、、長い。

同じバローロといっても
醸造方法に大きな違いがあり、
それぞれの美点がある為、
お互いの論争は留まることを知りません。

しかし、車に例えれば
同じメルセデスでもSUVが好きな人もいれば
セダンが好きな人もいるように
この論争は永遠に決着がつかないようです・・・

ならば、イタリア展プレセールで決着をつけようと
企画したのがこのセット。

まずは改革派から

バルバレスコでその名声を確固たるものとした
天才醸造家ジョルジュ・リヴェッティが
2000年より手掛けるスピネッタのバローロ。

ラベルを飾るのは百獣の王ライオン。
バルバレスコの造り手がバローロに殴りこみをかけるような
その強い意志から生まれるワインは

一言でいうと
「濃くて・まろやかで・エレガント!!」

南向きの好立地単一畑「カンベ」で生まれるシルキーなバローロは
長期熟成もできますが、若い内からも楽しめます。

これに対抗する古典派は
敢えてガチガチの古典派を選びました。

イタリア王国の初代国王となった
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の息子、
ミラフィオーレ伯爵が創業したフォンタナ・フレッダのバローロ。

フォンタナ・フレッダというと
バローロの大手である為、
高品質で手頃な価格のバローロも造っておりますが、
このミラ・フィオーレは創業者の名を冠すだけあり、
普通のバローロとは一味も二味も違います。

まず150年前からの伝統畑の葡萄を用い
これを伝統の大樽で長期熟成。
ブラックチェリー、タバコ、乾燥したキノコなど
様々な香りが次から次へと立ち、
甘くなめらかなタンニンは
時間と共にそのしなやかさを増します。
色調はけっして濃くありませんが、
古典的なワインとは何かを
考えさせてくれる長い長い余韻は
バローロの名門としての矜持を感じさせてくれます。

そして、ハイブリットな中間派からは
こちらのワインを選びました。
正直古典派・改革派のキャラが強すぎる為
悩みましたが、ここはこのワインで勝負です!

1,300もの生産者がひしめくバローロの中でも
注目の女性醸造家 キアラ・ボスキス女史が手掛ける
ピラーのバローロ。

元々ピラー家は
1800年代からのワイン生産の歴史をもつ
コテコテの古典派バローロでしたが、
ピラー家の男系が途絶えた1990年に
現在のキアラ・ボスキス女史がワイナリーを受継ぐと
上記スピネッタのジョルジュ・リヴェッティと
親交が深いこともあり、伝統にバリック熟成などの改革をプラス。
そこに女性の感性を生かした瑞々しい果実味を加えた
エレガントなバローロとして知られるようになりました。

今回ご用意したのは
そのキアラ女史が手掛けるバローロの中でも
最高の区画「カンヌビ」のバローロ。

カンヌビはバローロの区画の中でも
22の生産者がその造りを手掛け
別名「悪魔に魂を売ってでも手に入れたい畑」
といわれる別格のクリュです。

さまざまな改革を行いながらも
200年以上受継がれた伝統の区画
及び丁寧なぶどう栽培を行ういわば「中間派」のバローロ。
是非3本の最後に召し上がって頂きたいワインです。

と、上記3本のワインをセットにし
通常ですと50,000円前後の価格になってしまいますが
ここは事前ご予約会ならでは。
32,400円でのご提供です!!

すぐ飲んで自らのバローロ論争に決着をつけるのも良し。
セラーで長く長く熟成させるのも良し(20年以上は軽く持つ3本です)。
楽しみが広がるバローロセット。

ちなみにKは何が好きかと言いますと。
勿論全て好きですが、

一人で飲むなら、区画の再確認をしたいので、ピラーのカンヌビ。
友人と飲むなら、濃くてスムーズなスピネッタのカンベ。
美人と飲むなら時間と共に変貌を遂げるミラフォーレのリゼルヴァでしょうか?

と同じバローロでも全く異なる顔を見せる3本
私には、結局論争に結論は出せませんでした。
「改革派」「古典派」「中間派」それぞれと仲良く付き合うことができる。
本当にワインの魅力は尽きませんね^^

こだわりのワインセットだけに説明にも時間が掛かりました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今週はこのあたりで。

それでは皆さん
アリヴェデルーチ!!

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3?歳・男/既婚
●趣味:ワイン。1年間で200本を愛飲。
●欲しいもの:自社ブドウ畑。
●もっと欲しいもの:語学力(フランス語、イタリア語)。
●やってみたいこと:まるひろ屋上でのブドウ栽培。
●ひと言:ワインについて語りたいことが沢山ありすぎて、でも直接話すとめんどくさがられるので、ここで思う存分語らせてください。
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