皆さまこんにちは。
今週もまるひろワインブログにお立ち寄りいただき
本当にありがとうございます。
先週ご紹介させていただきました
オリジナル デラウェアですが
おかげさまで大好評です!
(詳しくは先週のブログへ ⇒GO!)
各支店についても、
お待たせ致しました17日(金)に入荷予定となっております。
是非、是非、お試しくださいませ♪
さて、来月3日はついに本年度山梨県産
甲州及びベリーAの解禁日でございます。
年々クオリティの著しい向上を見せる甲州種
日本のワインに力を入れている
丸広川越店ワインコーナーでも年々、
お客さまからの指名買いが増えており、
日本のワインを愛するKにとっても
嬉しい限りでございます。
ただ、今まで日本のワインにあまり縁の無かった
お客さまから意外と聞かれるのが、
「まずはどのワインから飲んでみればいいの?」という話しです。
はい。今週は数多く扱う山梨のワイナリーの作品から
山梨県産ワインの先頭を走るこの2本をご紹介致します。
まずは「クオリティ甲州」といえば
これでしょ!という存在のこのワイン。
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(山梨・丸藤葡萄酒工業)
ルバイヤート 甲州シュール・リー
(720ml)
…1,944円
品種 甲州100%(自社畑・契約栽培)
味わい フレッシュな辛口 |
他百貨店のワインバイヤーやプロのソムリエさん達に
「山梨を代表する甲州ワインは?」
と聞けば10人中8人はこのワインを答えるであろう、
玄人筋から絶大な支持を受けるルバイヤートのシュール・リー
日本のワインで初めてシュール・リーに挑んだメルシャンに
引き続き、1980年代後半より取り組み始めたこのワイン。
葡萄栽培から選果、醸造まで情熱的に携わる
大村春夫社長の手により生まれるワインは、
みずみずしい果実味に、ふわっとした厚みが加わり、
クリーミーな余韻と相まって、とてもバランスが取れています。
そして大村氏のワインの魅力は、
なんといっても安定感。
ヴィンテージ毎の差異が少なく、
困難な年においても素晴らしい味わいに仕上げてきます。
これは、普段どれだけ畑に
手間を掛けているかの「バロメーター」とも言え
このワインを飲むと、
甲州ワインのクオリティの高さを
常に実感させてくれます。
山梨のワインを初めて楽しむのであれば
このワインは先ず押さえておくべき1本です。
次のワインは私Kが大好きなこちら。
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(山梨・勝沼醸造)
甲州 シュール・リー
(750ml)
…1,944円
品種 甲州100%(自社畑・契約栽培)
味わい フレッシュな辛口 |
地元では「勝醸(かつじょう)」の名で愛される
勝沼醸造のシュール・リー。
フラッグシップである「イセハラ」を筆頭に
甲州種に注力し、その可能性を切り開くワイナリーです。
私自身数多くの国内のワイナリーを訪れていますが、
活沼醸造は、その中でも特に訪問回数が多く、
行くたびに常に新たな挑戦を行っています。
最近の驚きはワイナリー前の自社畑「番匠田」の
カベルネソーヴィニヨンとシャルドネを
何と甲州に植え替えてしまったこと。
そのワインも素晴らしい作品だったのですが、
世界レベルから見て甲州に特化すべきというぶれない信念の基、
素晴らしい甲州ワインを生む為、あえて採算を度外視して
甲州ワインに特化したワイン造りを行っています。
このワインの魅力は、その果実味ももちろんですが
味わいの厚みが
白=魚の概念を軽く凌駕し、
肉料理とくに鶏ササミに山葵を和えた串物などは
神がかり的なマリアージュを見せます。
(→これ本当です。試してみてください^^;)
お気づきかとは存じますが、
今回ご紹介した2本のワインの共通点は
いずれも「シュール・リー」であること。
これは以前凡庸な品種と言われていた
甲州種をフランス・ロワール地方の地品種「ミュスカデ」で
主に行われてきた滓と一緒に熟成させる上記製法を
前述のメルシャンが初めて行い、
その技術を各ワイナリーに解放したことから
志あるワイナリーがこぞって
この「シュール・リー製法」を取り入れることで
このような厚みをある味わいが生まれました。
現在甲州種は
このシュール・リー製法を始め、
樽発酵や従来の製法など
様々なスタイルの味わいが生まれています。
まずは辛口甲州種の代表的なスタイルである
この「シュール・リー」を試していただき、
現在の日本ワインのレベルの高さを実感してみてください。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。 |