ワインラヴァーのみなさま。
今週もまるひろワインブログに
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
さて、6月に入り、そろそろ
梅雨の足音が聞こえてくる時期。
二十四節季ですと
今月5日は芒種(ぼうしゅ)です。
次が一年で最も日が長い夏至。
ちょっと前まで、春のワインを紹介していた筈ですが、
いつのまにやら夏になっています。
年を重ねる毎に月日が経つのが早くなります(汗)
と、時候の話はそこまでにして
6月といえば気温が高くなり、
普段赤ワインオンリーの方でも
白ワインが恋しくなってきますよね。
ただ梅雨時の6月は
日中だとジメジメと暑いのですが、
夜も遅くなると意外と涼しいときもあります。
今週は昼と夜、シチュエーションを
変えて是非おすすめしたいワインのご紹介です。
まずは昼のランチで楽しみたい
こちらのワインから。

(フランス・ロワール)マルキ ド グーレーヌ
ミュスカデ シュールリー(750ml)
…2,052円
産 地 ロワール・AOP ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュールリー
品 種 ミュスカデ100%
味わい 辛 口
フレッシュかつフルーティ
爽やかな酸が豊かに広がるミュスカデは
パリのビストロでランチタイムの定番です。
このワインを生み出すグーレーヌ家は
「マルキ(侯爵)」の名の通り現当主で
53代目 (@_@;) を迎える名門。
歴史書を紐解くと英仏100年戦争(1337年~1453年)
において、現在のフランスとイギリスの国境線を決定した
調停の際にその名があり、そのシンボルともいえる
グーレーヌ城は950年頃に建造されて以来、
現在もグーレーヌ一家によって
1000年以上に渡って受け継がれています。
その為ラベルも
上のファミリーの歴史を
冠したような重厚感ある佇まい。
しかしながら味わいは一転
ほのかにミネラルを感じさせる
軽快な風味。
シーフードサラダや甲殻類のパスタなどと
抜群の相性の1本です。
これからの季節
休日のランチタイムワインとして
いかがですか?
続きまして、少し気温が下がった
夜のディナーにおすすめしたい
白ワインはこちらです。

(スペイン)アレハンドロフェルナンデス アレハイレン
(750ml)
…3,780円
産 地 スペイン DOラ・マンチャ
品 種 アイレン100%
味わい 辛 口
「スペインのペトリュス」と評される
名品”ペスケラ”を生み出す
名手アレハンドロ・フェルナンデスが手掛ける
唯一の白ワインです。
スペインの白ワインではとても珍しい
18ヶ月に渡る長い樽熟成。
しかも新樽100%!!
通常葡萄自体にかなりのポテンシャルがないと
樽の味わいに負けてしまい
新樽のみでの熟成は難しいのですが、
そこは名手アレハンドロ・フェルナンデス。
樹齢80年以上の古木から、
凝縮感のあるアイレン種※注
のみを用い、さらに厳しい選別をかける事で
バター、トーストの印象を持つ
肉厚で重厚感のある辛口の逸品に仕上げてます。
※注 この「アイレン」種、元々は地元向けの安ワイン用品種。
これまでこの品種からの高品質ワインはほとんどありませんでした。
しかしながら地元品種に人一倍の愛情を持つ彼の手により生まれた
このワインによって、この品種が国際的に認知される契機となりました。
ここまでボディのあるワインですと
クリーム系のソースを用いた
肉料理やグリルした赤身肉とも合わせられ、
ディナーを通してじっくりと楽しむ事が出来ます。
スペインが生んだ
白のグランヴァン。
品種は異なりますがブルゴーニュの
クリュクラスに匹敵する味わいだと
個人的には思います。
そういった意味でも
非常にコスパに優れたワインです。
是非こちらも一度お試しください。
今週はこのあたりとさせていただきます
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。 |